からだのことAbout the Body

ブレステイキングは “体と演奏”に深い関連があることに着目し、
体への負担を軽減するストラップを開発しました。
体を整えることは良い演奏に繋がる第一歩です。

楽器を吹く時、
体には大きな負担がかかります

例えばサクソフォンを演奏する時には、ストラップで首から楽器を吊り下げることが当たり前と思われてきました。
しかしよく考えてみると、重さ2〜6kg もある楽器を長時間首から吊り下げている状態は、決して体に良いことではないと容易に推測できます。まして、より重量のあるファゴットやバスクラリネットではなおさらです。最近ではクラリネットの右腕、右手親指にかかる負担も注目されるようになりました。体への負担がひどくなると、頸椎ヘルニア・自律神経失調症・不眠・腱鞘炎などを発症します。毎日の練習が知らず知らずのうちに体に大きな負担をかけているのです。

ブレステイキングが考える
“体と音の関係”

いわゆる「楽器が鳴っている」という充実した良い音は、ビブラートや運指、強弱などテクニック的要素を最大限に引き出します。
その結果、音楽表現の幅は大きく広がります。充実した良い音の土台となるものは、良い姿勢、良い呼吸ができる体です。体が本来持っている機能や動きを妨げないことが、豊かな響きを持った良い音を生み出すのです。

良い姿勢、良い呼吸ができる体とは?

“ 適度にリラックスした姿勢 ”

良い姿勢は、良い呼吸を導きます。楽器を演奏するときの良い姿勢とは、“背筋を真っ直ぐ伸ばす”というものではなく、関節、筋肉が柔軟に動き、適度にリラックスした姿勢のことです。楽器の重さが体にかかり、バランスを崩したり、余計な緊張が生まれたりすることが演奏の妨げとなるのです。

“ 息を十分に吸うことができる柔軟なからだ ”

呼吸をする時には、肋骨や背骨の関節・筋肉はもちろん、全身が動いています。その動きが妨げられることなくスムーズに動くことで、肺にしっかりと息を送り込むことができ、良い呼吸ができるのです。良い呼吸ができれば、充実した良い音を出すことができます。演奏するときには楽器による加重、緊張などその動きを妨げる多くの要因があります。その要因を減らすことで楽に息をすることができます。

奏者の健康維持や
演奏能力のアップのために

ブレステイキング は楽器用ストラップによる「身体への負担の軽減」を実現することで、奏者の健康維持や演奏能力のアップを手助けすべく生まれました。奏者の健康を守ること、音の響きを豊かにすること。ひとりでも多くの奏者が、よりよい音で健康に、音楽を楽しむことができるよう願って、わたしたちは“体と楽器”について研究を重ねています。